WordPress | 日本語 » プラグイン対応性チェック機能 (ベータ)

XOOPSを知ってからもう何年たったか憶えていないのですが、現在までの間にいくつかのCMSに触れてきました。

WordPressの公式サイトに、前述の記事がありまして、冒頭の部分にある

WordPress を最新バージョンにアップグレードしない理由で一番よく聞くのが、「利用中のプラグインがそのバージョンに対応しているか不安がある」という理由です。

と言う一文。
これは何もWordPressに限ったことではなく、他のCMSなどにも十分言えることでしょう。

実際、WordPressを初めとするwebアプリケーションはオープンソースが大部分を占めていて、その魅力は無償で使えるという部分は確かに大きいのですが、技術革新も迅速に進むというのも大きな魅力の一つであることも事実です。
さらに、ほとんどのwebアプリケーションはプラグインやアドオンと言うアプリケーションの機能を拡張もしくは追加する仕組みが用意されていて、それらを使い自分好みのwebアプリケーションを構築できるという魅力が重要視されている傾向にありますね。

PHPを初めとするスクリプト言語や、MySQLと言ったデータベースに関して理解があり、自分でプラグインやアドオンを記述できる人ならば良いのですが、こういったwebアプリケーションを使う人の大部分はそういったことが出来ないから出来合いのwebアプリケーションを使うのであり、いろいろと苦労を重ねて実際に運用環境にこぎ着けた人にとって、セキュリティ対策の意味合いが強いバージョンアップが仮にあったとしても、現状の運用環境がバージョンアップによって崩れてしまう事への不安は、webアプリケーションのバージョンアップに二の足を踏ませる十分な理由にはなってしまうはずです。

そうは言っても本体の開発と、プラグインやアドオンの開発は別々の方達がやっているのですから、同期するというのは無理がありますよね。

で、この記事は、現在使っている(もしくは使っていた)プラグインの動作状況を投票という形で収集するというものですが、注目することは

ゆくゆくは WordPress 内部からこの対応性フィードバックを収集し、プラグイン管理画面から投票できるようにしたいと思っています。最終的なゴールは、この情報を利用して新バー ジョンの WordPress に対応しているプラグインを通知できるようにすることです。

と言う一文にあります。
要するに、現在のバージョンで利用しているプラグインはどの上位バージョンをカバーしているのかと言う情報を、ダッシュボード(WordPressの管理画面)上で収集できるようにしようという事のようです。
DrupalというCMSにも、近い機能は実装されているようですから、それをイメージすると判りやすいのかもしれませんね(って、知らないよw)。

まあ、それはそれで非常に期待できるもの機能ですが。

プラグインのブロックのキャプチャ画像
プラグインのブロックのキャプチャ画像

どちらかというと、ダッシュボード上に表示されている『プラグイン』という、プラグインのご案内ボックスの日本語(日本語に限りませんが)に対応するフィールドを構築してくれた方が断然利便性が向上するかと思いますが…ねぇ。