2010/12/11のエントリー『スマートフォンにはWiMAX « まいにち@ぐだぐだ』で、WiMAXスマートフォンについてだらだらと書かせていただきました。

そして、期待に反して2011年早々にWiMAXスマートフォン発売の話が出ました。
つい先日、発売を開始したようです。

htc_evo_wimax端末は『htc EVO WiMAX(ISW11HT)[ref]htc EVO WiMAX ISW11HT | スマートフォン | au by KDDI[/ref]』と言う名称になります。
htcがグローバル端末として販売しているモノをまんまau仕様として発売しているようです。

おいらが一番気にしている『3G』と『WiMAX』回線との切り替えは、『WiMAX機能』をオンにしておくだけで自動的に切り替わるようです。
つまり、WiMAXの電波が拾えるところではWiMAXで接続し、WiMAXの電波がないところでは3Gで接続を行うという動きのようです。
ただし、WiMAXと3G間のハンドオーバーは行われないようで、回線が切り替わる際には一度セッションが切れてしまうことになるようです。
それにしても、webブラウジングをケータイでかなり行うおいらにはWiMAXの高速通信が使えるというのは非常に魅力的です。

もう一つ、心配していたのが『料金』についてです。
これについては、ずいぶんと大胆な…と言うほど、驚きでした。
WiMAXの利用料金は『利用した月のみ+525円』とのこと。
要するに、どれだけ使っても525円が加算されるのみと言うことのようです。
ただし、パケット通信料は別途かかると言うことですから、パケット割のようなプランに加入しなければ多額のパケット代金が発生します。
もっとも、ブラウジングを多用する時点でパケット割のようなプランが選択肢に入っていないわけがないので問題はないですね。
WiMAXの部分に、『UQ WiMAX』の契約が使えるとかだともっと嬉しいのですが…さすがにそれはわがままというモノですね。

どちらにしても、いいことずくめの様な感じですが、おいら的にはすぐに手を出すという状況ではありません。
まず、WiMAXの電波の範囲。
おいらの自宅では主にPCがおいてある場所でのWiMAXの電波の強度が中くらい。
要するに4M前後しか速度が出ません。
おそらく、玄関付近に端末を設置しないと普段使っているADSL回線以上の速度は出ないのだと思います(試してないので断言は出来ないけど)。
そして、普段ケータイを充電している場所はさらに部屋の奥。
PCの置いてある場所以上に電波が届かない可能性があります。
これでは、折角のデザリング機能[ref]ルーターのように最大8台を登録しておいてアクセスポイントとしてネットを共有できる機能[/ref]を生かしたWiMAX環境は構築しにくい。
料金的にはデザリング機能を使ってPCも繋げた方が安くすむのだが、スマートフォン端末としてはおいらの欲求を満たしていない[ref]・Cメールへの対応が受信のみ。
・防水仕様ではない
・FeliCa(おサイフケータイ機能)対応ではない[/ref]ので、まだ、スマートフォンに買い換える気にさせてくれる端末とは言いがたい。
かといって、端末増設というのは料金的に嬉しくない。
だったら、まだUQ WiMAXを年間契約する方が現実的である。

と言うわけで、おいらはWiMAXスマートフォンの端末が今後も増えることを期待して、今回は様子見ということにしました。