2010年。
今年も残るところ、あと数日ですね。

おいらが嘆きわめこうが、どうせ変わりはしないのでなんですが…。

新しい日本の政治体制を期待された民主党だったが…

民主党政権が誕生したときの期待は何でしたか?
当時、権力闘争に明け暮れて、『総理大臣』という地位を、まるで独裁国家よろしく禅譲のごときたらい回しをしていた自民党政権に、あきれ果てて、自民党以外=野党第一党であった民主党に政権を託した…ということだったような気がしたのだが…。
で、今を振り返ってみてどうだろうか。
特に、菅-仙谷体制になってからは、そう感じるの。
まるでその昔の自民党時代を彷彿とさせるかのごとく、権力争いを演じているとしかおいらには見えないのだが。
代表戦後の『ノーサイド』発言は何だったのだろうか。
所詮はこの程度の言葉の軽い…ああ、脳みそそのものが軽いのか。
しかたがないな。
こんな奴らに託した有権者がいけないんだよね。
おいらに投票権はないが、少なくとも、『菅直人』には投票しなかったな。
なぜって?
それはもちろん、芯に通っているものを感じないからさ。
『カイワレ』事件を思い起こせばすぐ判ると思うけどね。

必要悪の賞味期限は切れたようだね…

東京都の石原知事。
旧態依然とした官僚組織の東京都。
それを変化させるには石原知事のような『剛腕』の知事が必要だった。
でなければ、東京都は今頃焼け野原かもしれない。
しかし、口が災いするだけの存在ならまだしも、条例まで作ってしまうのでは『実害』が生じてしまったと言うことなのだ。
実害とは何か?
『漫画やアニメ規制』する条例のことですよ。
まあ、正確なところはいろいろなニュースを読んでもらえばいいのですが。
確か、『あんなもの、子供に見せられるのかね?常識で考えれば判るだろ』とか、なんかそんな感じのことを言っていたような気がしたけど、そもそも、そのようなものを見て正しい判断が出来ないような子供を生み出しているのは誰なのかね?
そして、そういう教育を出来ない親、教師を作り上げているのは誰なのかね?
あんたらの世代の人間ではないのかね?
ゆとり教育だのを作ったのもあんたらだよな?
きちんとした性教育を学校でさせてこなかったのもあんたらだよな??
道徳教育を初めとする『常識』を教えてこなかったのは、あんたらの世代だよな???

条例なんぞを作る前に、きちんと『判断を出来る人間』を作る教育を作り出したらどうなんだ?
規制するものなんぞ作ったところで、所詮は何の役にも立たない。
しかも、憲法違反を問われかねないグレーな条例ではないのかね?

なぜ、こんな条例を作る方に走ったのかね?
おいらにはこんな条例を提案する人たちの『常識』を疑ってしまうがね。
物事を規制する法律は『曖昧な部分』を残してはいけない。
曖昧な部分はいつか必ず『拡大解釈』されてしまいます。

あー。
話が違うんですが。
確か、日本に名だたる『コミックマーケット』の会場に、都営バスを臨時運行させて、車内にその宣伝に便乗した広告を載せている東京都交通局はどうなんでしょうか?
しかも、去年くらいまでは『コミケ』柄のバス(共通)カードを売ってなかったっけ?
こんな条例作っている足下で、それとは矛盾する行いを東京都の一部組織でやっているのはどう説明するのだろうか。
コミックマーケットで売られているもの。
まさか、規制の対象になるものなんて売られていない…なんて、誰も思ってないよね?
おいら的には、確定申告すらしていないんじゃないのか?ってくらい、『同人誌』と名乗るにはふさわしくないくらいの量を作って稼いでいる作家の話はよく聞いたものですがね。
商業出版と『趣味の世界』のボーダーラインはどの辺なんでしょうか?
規模的な話だけすれば十分同じのような気がするがね…。

まあ、何でもいいや。
必要悪は、そろそろ賞味期限が過ぎました。
いい加減、変わってください。

かといって、某セールスマン知事になられても困るんですがね…。
いっそのこと、猪瀬副知事が昇進してもいいんだがorz

 

しかし、いつから日本は『政治不毛地帯』になったんだろうか…!?