東北地方太平洋沖地震に関連して、石原東京都知事がマスコミとの応対にの際に述べたキーワードが『天罰』『我欲』である。

『節電』は、蓮舫節電担当大臣に『節電の政令』を作るべきだと進言したというもの。

節電とか言うのはいいが、まず、自分で節電しているところを見せていただきたい物ですね。
大豪邸に住んで、コンビニなんぞは行かない人がコンビニをターゲットにして言う立場にないだろ。
東京は国際都市だとか言っていたよな、確か。
国際都市と言えば、海外を相手に活動をする年という意味にもなると思うが、海外は日本の時間に合わせて動いているわけではない。
海外を相手にしようとすれば、必然的に24時間活動しなければ相手にならない。
それなのに『夜間は営業するな』とか…。
だったら、まず、日本は海外を相手にせず、日本の中だけで完結する経済をまず構築しなければ成り立たないだろ。
そもそも、24時間営業をして利益を上げている企業の法人税で運営している自治体はどこなのだろうか?
節電を叫ぶのは結構だが、ご託を並べる前に、節電を実践していることを都民はもちろん、国民に見せてから言っていただきたい。
確か、羽田の24時間化って声高々に叫んでいるのは副知事だったよな。
当然、任命している知事も了解していることなんだよな。
この辺の整合性はどう説明するんだろうね。
空港だけ24時間?
誰も使わんダロ、そんな物。
そもそも、空港とアクセスルートだけ24時間であれば済むという話ではないのではないのか?

話はそれるが、今回の節電という話題。
そもそもは、東京電力の『社会インフラを担っている者』としての意識の低さがすべての原因といえるのではないのかな?
原発の安全性にしても『二重三重』の備えがあるとはとても言いがたいし、すぐ近くに原発を設置しているのもリスク管理としてどうなの?とか思うし。
このような広範囲の災害なんて起こらないとでも考えていたのだろうか?
自分らの行っている事業の重要性を認識しているのなら、当然考えあるべき事ではないのだろうか?
しかも、『計画停電』にまつわるドタバタや、福島原発の後手後手の対応。
正直に言うと、この程度の企業に原子力発電という非常に危険と隣り合わせの設備を扱わせるのが恐ろしいと言いたくもなる。
この計画停電に遭わせて『交通インフラ』が右往左往している様を見ると、東電は解体すべきなんじゃないか?と思えてきます。

それから、フォッサマグナを境に東西で違う電力の周波数の問題。
この大災害を気に、統一する為の議論をするべきなのではないのだろうか?
今回のこの東電のドタバタぶりを思うと、もう既に『一電力会社』と言うレベルの話ではないような気がします。
日本列島、全体として電力インフラをどうすべきなのか?と言うことを国のレベルで真剣に議論すべきときなのだと思います。

閑話休題。

『天罰』というのは、今回の地震を『これはやっぱり天罰』とか言ったこと。
理由はどうアレ、不謹慎だよな。
そもそも、何度も『口』が災いを起こしているんだから、今更と言えば今更だが、さすがに今回はいただけないでしょ。
そもそも、『天罰』などというのは、都知事が決めることではないし、都知事という立場だからこそ、安易に言っていい言葉ではないと思う。
行政府や、国に対して言った言葉だとしても、その行政の一端を担っているあんたが言う言葉ではないだろ。

『我欲』
『日本人のアイデンティティーは我欲になった。政治もポピュリズムでやっている。津波をうまく利用してだね、我欲を1回洗い落とす必要があるね。』と言った模様。
政治を『ポピュリズム』抜きでやっている議員や首長って居るのかな?
独裁政治でもない限りは必ず『ポピュリズム』という部分はあるはずなのだが…。
そもそも、『我欲』って…4選目指して出馬をするような人に『我欲』とか言って欲しくないね。
まず、自分の我欲を洗い落としてから言ってくれよって思うのだが、どうだろう?