のだめカンタービレ最終楽章前編
映画『のだめカンタービレ最終楽章前編』を観てきました。
二ノ宮知子さんの漫画が原作のドラマの映画版と言うことになるものです。
フジテレビ系列でドラマ化されて人気が出たことでアニメにもなりついには映画と言うことのようです。
原作はアニメを見てから読み始めましたがまだ途中ですw
のだめカンタービレのドラマおよびアニメを観てクラシック音楽が注目を浴びるようになったという話を聞きましたが、すばらしいじゃないですか。
クラシックは好きという程ではないのですが、聞いていて悪い気はしません。
もともとおいらの場合はクラシック音楽と言うよりもシンセサイザー奏者の冨田勲さんが好きで聞いていた影響でクラシックには違和感は持っていないという感じです。
冨田さんはクラシック音楽をシンセサイザーでアレンジしたものを発表していて、シンセサイザーの第一人者とも言える方だそうです(あんまり詳しくは知らない)。
この映画の魅力はなんと言っても劇中音楽とキャラクターです。
主人公の千秋真一と野田恵。その他にも個性的なキャラクター満載。
漫画特有のベタなオーバーアクションをドラマで使ったり、誇張文字が画面を浮遊したりと、漫画のエッセンスを取り入れながらも漫画では表現できない現実にあるオーケストラでの音楽表現という、まさに至れり尽くせりの映画なのです。
ストーリー展開そのものは無理が少なくスムーズなものでしたが、やはり、ドラマそしてアニメを観ていた人だとちょっと物足りない部分を感じるかもしれませんね。
のだめと言うよりも千秋視点の展開が多かったので、のだめの魅力の一つであるお茶目キャラっぷりが少なかったと言うのが残念なところ。
まあ、映画という時間の限られた枠の中なので仕方がないと言えば仕方がありませんね。R★Sオケの出番がほんの少しというのもなんだかかわいそうな気がしました。きっと後編では大活躍をするのだと期待してます。
後編の予告&前編の終わりでの振りからすると後編はのだめ視点での展開のようですので早いところ続きが観たいという処ですが、残念ながら公開は4月の中旬(日にちを憶えていないだけですorz)です。
4ヶ月も先の話です…。
最初から前後編の構成なので、両方を観る分には楽しめると思います。
もちろん、複線だらけで続きは後編に…というような構成にはなっていないので、前編だけ見てももちろん楽しめます。
どちらにしても、ドラマ、アニメ、そして原作漫画があってと言う前提の上での映画ですので、いずれかを観るか読んで背景を頭に入れてから見た方が深く楽しめる作品ではありますね。
しかし、アレですね。このドラマの配役、みんなハマリ役という感じがします。