節電と復興と税金と

東京電力福島第一原子力発電所の震災被害を初めとした原子力発電所の停止による東京電力管内の電力供給能力の低下。
東京都の石原都知事が『パチンコ業界や、自動販売機の規制を!』という提案しました。
報道の体をなしていないマスコミの言っていることはともかく、提案自体は理解できるモノ。
パチンコは店内照明、大音響の音楽、電子機器の塊の店内、空調のフル回転…と、さながら電気の浪費の最たるモノ。
そして、一部の人にしか存在意義がない。
片や自動販売機。
こちらは特定の一部の人の為の…というモノではないが、必ずしもなければ困るモノでもない。
一部の自動販売機は電力のピーク時には既に保温機能を停止するなどして既に節電対策を施しているモノもあるようで、規制しても思ったほどの効果は上がりそうもないようです。
でも、法により規制を強制しないと動かない一部の自分勝手な輩が居るのも確かな事実。
実際に法制化されるかどうかはともかく、こういった議論を活発に行い、圧力をかけると言うのは必要なのかもしれませんね。

話は変わりますが。

今回の震災で被害に見舞われた東北地方の復興のために、国債を発行してまかなうと。
それの償還のための財源を確保するために『復興税』だの『消費税の税率アップ』などが提案されているようだが。
ホント、議員だの役人だのは『頭が良すぎて、馬鹿な奴しか居ないのだろうか?』と思えてきます。
震災がなくても生活に困窮しているのが問題になるくらい多いのに、今、税金の話をしただけでどうなるかと言うことを考えて物を言っているのだろうか?
ここんところ、震災の被災を理由とした解雇や、採用取り消しなどが問題化しているというのに、税金の話をして経済を冷やしてどうするというのだろうか。
そもそも、国民が理解を示せるほど議会を初めとした公務員や、役所の見直しは進んだのかね?
天下りの問題はどうなったのかね?
つい最近、東電が顧問に、元所管官庁のエリートを雇ったようだが、こういうのを『天下り』と言わんで何というのだ?しかも、このどさくさに紛れてな。
アレだな、東電は国有化してから民営化して、経営陣には警備会社とトヨタ自動車から出してもらって再出発というのはどうだろうか?
とにもかくも、元官僚は一切入れてはいけない。
官僚が悪い輩ばかりではないのは判っているが、デメリットの方が多すぎる。
ていうか、大学、ちゃんと人間を育てろよ。
学があるばかりで知恵のない奴らを作ってんじゃねーよ。